リトルのコーチ証言 清宮は体感150キロの速球を打ち返した
「メジャーが最終目標です。そこを目指してやっていきます!」
調布シニアの安羅岡一樹監督(52)は幸太郎が中1の時、こう断言したのを覚えている。
幸太郎が所属する早実は、西東京予選で東海大菅生との決勝戦に大逆転勝利し、甲子園行きを決めた。
06年に早実と駒大苫小牧の激闘を観戦。自ら「原点」という甲子園は幸太郎にとってあくまで通過点。将来はプロ野球を経てメジャー挑戦するという青写真を描いているという。中2の時にはこうも言ったそうだ。
「将来は大学に行くのか、高校からプロに行くのか、まだわかりません。でも、どっちを選択するのか、今から楽しみです」
そんな幸太郎の原点は、小4の終わりに入団した北砂リトルにある。それまで軟式学童チームのオール麻布に所属しながら、ラグビーの元スター選手で今は監督業に専念する父・克幸さん(48)の影響もありラグビーと掛け持ちだったが、北砂リトルに入って野球に専念するようになった。
「僕の全力投球をことごとく打ち返されました」