瀬戸大也が400m個人メドレーで金 日本人初“有終の連覇”
「この結果を取らせてもらうために、神様が200メートルバタフライ(6位)と200メートル個人メドレー(準決勝敗退)の結果を与えてくれたのかなと。とにかく終わったことは仕方ないので、あとは自分を信じただけ。本当にすごくいい経験になった」
水泳世界選手権(カザニ=ロシア)最終日、男子400メートル個人メドレー決勝で、自己ベストの4分8秒50で金メダルを獲得した瀬戸大也(21)がこう言った。日本勢で初の大会2連覇を果たした。瀬戸は来年のリオ五輪代表に決まった。
本人が振り返ったように、今大会はここまで振るわなかった。得意種目の200メートルバタフライは6位。200メートル個人メドレーは決勝にすら進めなかった。最終日の400メートル個人メドレーの予選は3位通過。だが、あきらめなかった。「積極的にいくと決めていた。(2種目目の)背泳ぎで勝ったと思った。もぎ取りにいった金メダル。2年前(の世界選手権)とは違う」とはレース後の瀬戸だ。
なお競泳は過去最多3個の金を獲得し、メダルは銀1個と合わせて4。シンクロの銅4個を含め、今大会のメダル総数は8個だった。