金本氏との極秘会談も筒抜け 阪神の“脇の甘さ”は相変わらず
「ファンの皆さまの温かいご声援、叱咤激励に応えられず、非常に申し訳なく、残念で悔しい気持ちでいっぱい。勝負どころでの失速、同じことを繰り返してしまった」
優勝のチャンスがありながら3位に終わり退任する阪神の和田監督が13日、阪神電鉄本社で記者会見し、指揮をとった4年間を振り返った。
球団は先月30日に早々と監督の退任を発表。CSで巨人、ヤクルトに勝って日本一の可能性も残された中での発表に疑問の声もあった。日本一になった監督をクビにする事態にならず、球団は胸をなで下ろしたに違いない。
疑問といえば、新監督選びもそうだ。南球団社長は同日、次期監督については「今日の時点では、まだ申し上げられない」「チームのムードを変える必要がある。雰囲気を一新、一からつくっていく」と語った。
すでにスポーツ紙では、OBの金本知憲氏と3度の極秘会談が行われたことが報じられている。
球団はその事実を公には認めていないものの、極秘であるはずの会談内容の詳細が記事になってしまうのがこの球団の甘いところ。
かつては現場でも、ミーティングをやっていた監督が、2、3分後にグラウンドに出たら、その内容が記者に漏れているということもあった。すべてがマスコミに筒抜けの球団だけに、口説かれている金本も余計なことは口にできない。