A・スコットが苦言も…松山、遼「日本OP欠場」問題の本質
フライズドットコム優勝は46ポイント、日本オープン優勝は32ポイント。
ワールドランクがメジャー出場資格になっており、日本を代表するナショナルオープンより、日本人がよく知らない米ツアー開幕戦の方が、世界で戦うプロにとっては大事なのだ。
■帝王ニクラスも出場なし
「そもそも日本オープンは、海外からの有名選手を招聘して盛り上げようという努力をずっとしてこなかった。たまたまスポンサー契約の都合で、この時期に来日するスコットが出場してくれて体裁を保っていますが、世界の一流プロがぜひとも出たいという試合になっていない。ナショナルオープンなのに、スポンサー付きのプロアマ大会があること自体おかしい。かつてメジャー18勝のジャック・ニクラスはサントリーオープン、中日クラウンズ、フェニックスなど日本の試合に何度も出場しましたが、日本オープンには一度も出なかった。理由は2グリーンだからといわれていますが、魅力がなかったんでしょう。でも、全豪オープンには毎年出て6度も勝っている。つまり、日本オープンは昔からその程度の試合で変わらないのです」
松山と石川の2人が日本オープンに出ないことに文句をつけるより、2人がぜひ出たいと思うような日本オープンにしなかった主催者の方に大きな問題がある。