近藤共弘はPRに余念なし プロが使うクラブは売れるのか?
【ブリヂストンオープン】
ホストプロの近藤共弘(38)が、新発売を控えたドライバーを手にして2日目に首位タイと絶好調だ。
「すごく飛距離が出て、ずっと気持ちよく振れた。ドライバーがこれだけいいと、本当に楽にゴルフができる」(近藤)とクラブPRも忘れなかった。
この時期は各メーカーから来シーズンの新製品が相次いで発表される。近藤が今週優勝でもすれば、クラブは話題になって売れるのか?
業界関係者が、「昔は尾崎将司が勝つとジャンボモデルが飛ぶように売れたことがありますが、今ではほとんど影響がありませんね」とこう続ける。
「パターなら誰でも打てるからプロ使用のモデルは成績に応じて売れ行きを左右しますが、ドライバーはアマにはハードすぎて使いこなせない。だからプロが試合で使って勝ったからといって売れるわけではありません。アマチュアのクラブ購買動機は口コミや試打会。それにゴルフ仲間が新製品で好結果が出たら買う、というのがベスト3です。第一、メーカーがプロゴルファーとの契約をどんどん減らしているのは、プロが使ってもクラブが売れないということがわかっているからでしょう」
ゴルフ大会は「クラブ見本市」の役目を終えてしまったわけだ。