HSBC辞退の池田勇太に「日本プロのイメージ損ねる」と苦言

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【マイナビABC チャンピオンシップ】

 せっかく手に入れた権利を手放すのだから理解に苦しむ。

 池田勇太(29)が、11月5日開催の「WGC―HSBCチャンピオンズ」(中国・上海)の出場を辞退した。

 HSBCの出場資格は、10月26日時点での日本ツアー賞金ランク上位の2人。同2位の池田が欠場するため、繰り上げで同3位の小平智(26)が出場。同1位の金庚泰(29)と、日本勢は松山英樹(23)と岩田寛(34)も上海へ行く。

 いまやゴルフの世界基準は、メジャーへの出場資格にもなっているワールドランク(WR)がすべてだ。HSBCに優勝すれば68ポイント。同週に行われる日本ツアー「平和PGM」に勝っても16ポイント。WR88位の池田がHSBCで優勝すれば一気に30位前後まで上昇し、来季のマスターズや全米オープンにも出場できる。それなのにポイントの高い試合を見送って、国内を優先するというのだから、「池田は何を考えているのか」と疑いたくなる。普通なら国内ツアーより上の世界最高峰の舞台で戦いたいと思うのがプロゴルファーではないか。

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