内股炸裂! 「井上康生2世」羽賀龍之介がリオ重量級牽引

公開日: 更新日:

 柔道大国復活となるか。

 柔道グランドスラム東京大会最終日の6日、男子100キロ級で羽賀龍之介(24)が初優勝を飾った。内股を武器に勝ち進むと、準決勝では同級世界ランク1位のガシモフ(アゼルバイジャン)からも内股で一本勝ちを収めた。

 男子柔道は初の金メダルゼロに終わったロンドン五輪後、井上康生監督の指導で再出発。その後も柔道連盟の不祥事などに巻き込まれながら、壊滅的だった重量級を立て直すことに成功しつつある。羽賀はそんな井上体制を代表する選手といっていいだろう。

 同じく柔道選手で講道館杯の優勝経験のある父と、競泳で国体に出場したこともある母との間に生まれたサラブレッド。東海大相模高1年時には、金鷲旗で史上初となる20人抜きも達成した。内股が得意だったことから「井上康生2世」と呼ばれ、今年の世界選手権でも金メダルを獲得している。

 来年のリオ五輪の選考会となるグランドスラム東京を制した羽賀。代表入りはほぼ手中にしたようなものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…