戦力よりも…メジャー球団が期待するSB松田の“集金力”
「5、6球団が関心を示している」――。代理人によると複数のメジャー球団から注目されているソフトバンク・松田宣浩内野手(32)。「関心」が本物かどうかはともかく、各球団とも戦力以上に松田に期待しているのは、その集金力だ。狙いは他でもないソフトバンクマネーだという。
ソフトバンクの米国の子会社である携帯電話会社「スプリント」はMLBをはじめ、NBA、NFLなどのプロスポーツで積極的に広告を展開。MLBだけでも今季世界一になったロイヤルズ、カブスら5球団のスポンサーに名を連ねている。
日本人内野手を狙う各球団とも松田を獲得すれば、スプリントに加えて古巣のソフトバンクからも球場の看板広告などを見込めると踏んでいる。松田は福岡で根強い人気があるだけに、ホークスファンの集客も図れるとソロバンをはじいているそうだ。
メジャーの球場広告は場所や大きさにもよるが、年間で数億円の収入になる。1イニングで「3000万円」ともいわれるバックネットのバーチャル広告も入れば、松田に年俸を払ってもお釣りが来るという計算か。