中島だけじゃない 巨額補強費ムダにしたオリ球団に責任は
16日に契約更改したオリックスの中島裕之(33)。来季が3年契約の2年目なので現状維持の3億5000万円で判を押したが、今季は10本塁打、46打点、打率.240。守備難もあり、むしろチームの足を引っ張り続けた。
「思うようにできなかった。来年はチームの勝利に貢献したい」と話した中島だが、オリックスの不良債権は彼1人ではない。
昨季4年20億円の契約を結んだ金子は、ケガで2度離脱し7勝6敗。それでも現状維持の年俸5億円だった。ブランコは開幕2カード目に左ヒザを故障し、52試合で9本塁打、24打点、打率.194。来季まで2年5億円の契約が残っている。
総額30億円以上の補強も、カネをドブに捨てただけ。フツーならば責任者であるフロントは処分されてしかるべきだが、そうした気配はない。これで「無罪放免」というのでは、怒りを通り越して呆れるばかり。今からでも遅くない。バカげた補強を行ったフロントの責任は追及されてしかるべきだ。