“3タック”から変身の池田勇太に心配なジャンボの二の舞い
プロだから高く評価してくれるスポンサーへ契約を変えるのは当然の話だ。30歳でツアー13勝の実績も評価されている。だがそれだけが理由なら、その昔の尾崎将司のケースと同じだ。
いまから20年近く前、BSは年間3億円の契約金を尾崎に支払っていたといわれる。ところがタイガー・ウッズが登場すると、5年75億円というクラブ・ボール契約金が世界で話題になった。すると尾崎はBSに「もっとカネを出せ」と迫ったが、無理とわかるとカネを湯水のごとく使う新興メーカーに契約を乗り換えた。しかし、その会社は間もなく潰れ、尾崎もクラブを替えてから不振に陥った。
「プロはクラブ契約を変えると慣れるまでに時間がかかりスランプに陥るケースがある」(関係者)といわれており、長いこと世話になったメーカーに後足で砂をかけるような池田も、尾崎の二の舞いになりかねないわけだ。