由伸監督動かず語らず…巨人キャンプの“主役”は松井秀喜氏
■松井氏の熱血指導に報道陣大喜び
こうなると、臨時コーチとして参加している松井秀喜(41)に取材陣の注目がいく。実際、松井が二軍が練習を行う別の室内練習場へ足を向けるや、テレビクルーや報道陣が一斉に大移動。一軍で坂本にアドバイスを送り、片岡には45分間にも及ぶ身ぶり手ぶりの熱血指導を行う姿に報道陣は大喜びだった。
「片岡に指導? 技術的なこと。内容? 忘れちゃった。選手個々に課題は違う。今日は全体を見て気になったことを教えたつもり。明日からはもう少しコーチらしい仕事ができればと思う」
そう話した松井は「私はあくまでチームのサポート」とクギを刺したが、2週間の滞在中はこんな喧騒が繰り返されるのは確実。静かに自軍を見渡せるなら、これも由伸監督にとっては好都合ではないか。