ギャレットも神妙 松井秀喜氏“ヤンキース流”で助言の説得力
バットを片手に、身ぶり手ぶりで打撃をレクチャーしているのは巨人の宮崎キャンプに臨時コーチとして参加している松井秀喜(41)。フリー打撃の前に一塁ベンチ付近に集合した一軍野手全員を前に、10分以上もアドバイスを送った際のひとコマだ。
松井は「経験した中で打撃で大事だと思うこと、素晴らしい打者に共通している点を伝えた」と言う。
連日、熱心に助言を送る姿に報道陣は「ゴジラがついに本気を出したか!」と色めき立ったが、「ぜひ、話してくれとお願いされた。最初は村田さん(ヘッド)、内田さん(打撃コーチ)、その後に監督にも」と松井。高橋監督は「軸足が大事とか、どんな打者でも打つ体勢に入る形が大事とか。全員に合うかは別問題だけど、ヒントになるかも」と話した。
亀井が言う。「体重移動の割合や間の取り方の話。これから意識していかないと。A・ロッド、ジーター、ポサダの名前が出た」。松井はどうやらヤンキース時代の同僚の打撃を引き合いに出しながら話をしたようだ。
ちなみに、こちらも前ヤンキースの新外国人ギャレットは「忘れがちな基本的な話を思い出せて良かった」と妙に納得した表情だった。