SRに挑戦の五郎丸を待つ“血で血を洗う”レギュラー争い
「壁は高いので、それを乗り越えた時に一皮むけるかなという感じがしている」――。
今季、世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に挑戦する日本代表FB五郎丸歩(29)が5日の渡豪を前に、あらためて決意を口にした。
2日は日本代表の公式スポンサーも務める時計メーカーのアンバサダー就任会見に出席。W杯での活躍で一躍、時の人になったことから「帰国してから休む時間がなかった」と振り返った。
スーパーラグビーは豪州、ニュージーランド(NZ)、南アフリカのW杯優勝経験のある3カ国を中心とした世界最高レベルのリーグ。五郎丸が契約したクイーンズランド・レッズは、豪州・NZグループに所属し、ラグビーが盛んな南半球各国の代表選手がプレーする。
五郎丸はW杯で披露した正確なプレースキック(4試合で58得点)をレッズに高く評価された。昨季までプレースキッカーを務めたSOクウェイド・クーパー(現仏・トゥールーズ)の後釜として期待されるが、五郎丸が「簡単にレギュラーになれるとは思ってない」と話した通り、まずはチーム内での競争に勝たなければならない。