ブルペン最多61球も…ヤンキース田中「実戦登板」は不透明
右肘手術からの復活を目指すヤンキース・田中将大(27)が調子を上げてきた。
今季もエース級の働きが期待される右腕は28日(日本時間29日)、ブルペン入り。キャンプ4度目の投球練習は、ここまで最多の61球を投げた。
ロスチャイルド投手コーチを打席に立たせるなど、実戦を想定した投げ込みで、全球種を披露した。
田中は「球数を上乗せできたので、すごく良かった。バランスを意識しながら投げられたと思う」と満足そうに振り返った。
今季は2年連続開幕投手を有力視されながら、現状では実戦登板の予定すら立っていない。
この日、ジラルディ監督はオープン戦3戦目までの先発投手を発表。2日の初戦(タイガース戦)からセビリアーノ(22)、ノバ(29)、ミッチェル(24)の3人が指名された。いずれも、ローテーションの当落線上にいる右腕だ。ジラルディ監督によれば、田中も含めてエース左腕サバシアらの主力投手は、実戦マウンドに上がる準備ができていないため、他の先発候補を起用するという。
指揮官は「間もなく、他の投手たちもフリー打撃に登板する」と、実戦登板の目安を示したが、田中の予定は依然として不透明だ。
田中のオープン戦登板は、しばらく先か。