貴乃花理事とグルの“裏金顧問” 相撲協会から解雇されていた
その場で、代理店関係者から期間が足りずに500万円しか用意できなかったと説明を受け、さらなる裏金が必要ですよねと念押しされると、「別に小分けでも構わんですよ」と答えている。「返す」どころか、裏金を歓迎しているのだ。
実際、代理店関係者も、日刊ゲンダイ本紙の取材に「(カネは)返してもらっていない」と答えている。
「裏金顧問のカネに関する話は枚挙にいとまがありません」と、さる親方がこう続ける。
「裏金顧問が協会に来てからというもの、必要に迫られていないムダな工事が山ほど行われているのです。例えば国技館の3階まで伸ばしたエレベーターには5000万円がかかったそうですけど、実際に使う人はほとんどいません。さらに正面の木戸、チケット売り場を50センチだけ拡張する工事にも5000万円、これによって防火シャッターを直す工事が必要になって1600万円かかったらしい。国技館地下の貯水設備もなぜか早急に改修が必要と8000万円がつぎ込まれたといいます。南門の小屋を8000万円かけて建て直す計画まであったのですが、八角理事長が阻止したと聞いています」