中国戦勝つのみ なでしこ佐々木監督は“宮間外し”できるか

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 参加6カ国で「出場枠2」を争うリオ五輪アジア最終予選。なでしこジャパンは2試合消化して勝ち点1。5位に低迷して4日の中国戦、7日のベトナム戦、9日の北朝鮮戦と3試合を残しながら、自力での五輪出場が消滅してしまった。

 なでしこを90年代前半から支えてきた澤穂希(37)の引退もさることながら、中盤からFW陣にラストパスを配球するMF宮間あや(31)の衰えが、なでしこ急失速の最大の原因だと指摘するサッカー関係者は多い。

 宮間のストロングポイントは、試合の流れを的確につかみながら、左右両足から繰り出す精度の高いパス。そのパスの精度が著しく低下した。初戦のオーストラリア戦も2戦目の韓国戦も、パスが狙ったところに飛ばなくなったシーンが目立つ。もともと守備が苦手なタイプ。今の宮間は、チームの足を引っ張るだけの存在でしかないというのだ。

 なでしこは11年ドイツW杯で優勝。12年ロンドン五輪銀メダル、15年カナダW杯準優勝と華々しい実績を残してきた。常に脚光を浴びるのはMF沢穂希(15年12月に現役引退)だったが、なでしこの躍進ぶりをピッチ内外で支えてきたのは、間違いなく宮間だった。

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