西武の“カモ”は今季も健在 本拠地でオリに余裕の逆転勝ち

公開日: 更新日:

 このままでは、終わらない。選手はもちろん、両軍のファンもそう思ったのではないか。

 西武がサヨナラ勝ちした25日のオリックスとの開幕戦。中盤までは完全にオリックスに主導権を握られた。七回表を終えた時点で西武の0-3。オリックスのエース金子にわずか1安打に封じられていた西武打線には、チャンスをつくる雰囲気すら感じられなかったのだが、ナインの表情にはどこか余裕があった。

 なにしろ、この両球団の昨年の対戦成績は西武の15勝10敗。特に西武プリンス球場では11勝2敗と圧倒的だったから、プレッシャーを感じていたのは3点リードのオリックスの方だったろう。

 案の定、沈黙してた西武打線が七回裏に金子をつかまえ、3点を奪って試合を振り出しに。九回表に1点を勝ち越されても動じず、その裏、オリックス新守護神のコーディエを攻め立て、1死二塁から2番・栗山の右中間三塁打で同点、続くメヒアの中前打でナインの歓喜の輪が広がった。

 西武のカモは今年も健在である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出