エース金子がOP戦好調も…オリ「鬼門で開幕」に不安の声
昨年はソフトバンクの対抗馬と目されながら5位に沈没。計30億円の資金をつぎ込んで獲得した中島、ブランコ、小谷野らの新戦力が故障などで働かず、宮内オーナーを怒らせた。
「今年は、守備の要・正遊撃手の安達が潰瘍性大腸炎の難病で離脱したのは痛いものの、中島と小谷野が元気だし、投打にタレントは揃っている。なにより昨年7勝6敗、防御率3・19と不振をかこったエースの金子が例年になくハイペースで調整した。オープン戦も絶好調。酒井投手コーチは『投手タイトルのすべてに絡める』とまで言っています。これは大きなプラス材料です」
と、チーム関係者は言うのだが、昨年総崩れだった佐藤達、平野、岸田のリリーフ陣はここ数年で60試合前後の登板を続けている勤続疲労が顕著で不透明。開幕ローテは5人全員が右腕で懸念材料だった左腕不足を解消できず、主力と控えの力の差という課題も埋められなかった。
「しかも、開幕戦の相手が西武で鬼門の敵地・西武プリンス。昨年は西武プリンスで2勝11敗と大きく負け越し、今月12日のオープン戦でも投手陣が14四死球12失点と大炎上して苦手意識を払拭するどころか増大させてしまった。開幕3連戦を含めて交流戦までに、西武とは11試合、そのうち6試合が西武プリンスで組まれています」(マスコミ関係者)
いきなり正念場だ。