「そのキャンプが問題なのです。高橋新監督は今年のキャンプで、『個の力のレベルアップ』をテーマにした。裏を返せば、昨年までのキャンプではその部分が疎かになっていたということ。計12年、チームを率いた原前監督は『ベンチ主導の野球』が口癖で、キャンプでもチームプレーに時間を割いた。練習内容、時間は正直、緩かった。『強い選手が欲しい』と求めながら、強くなるための練習をしなかった。だから、原政権下では故障者が多かった。すぐには改善しません」(巨人OB)
ナインが虚弱体質を克服するには、まだまだ時間がかかりそうである。