SRサンウルブズ歴史的初勝利も 日本ラグビーW杯への課題

公開日: 更新日:

 SRで海外クラブに所属する選手も高いレベルで実戦経験を積めていない。今季はFB五郎丸歩(豪州・レッズ)、SH田中史朗(NZ・ハイランダーズ)ら4人が海を渡ったが、レギュラーは皆無だ。キッカーとして期待されて入団した五郎丸のスタメン出場は、わずか1試合。途中出場しても、ここ数試合は同僚SOにキックを譲り、すっかり影が薄くなっている。松島幸太朗(豪州・レベルズ)は登録メンバー(23人)から外れるなど、出場機会さえ与えられない選手もいるほど。海外のトップ選手に交じって練習しているとはいえ、試合を通じたレベルアップを図れていないのが実情だ。実戦経験だけなら、サンウルブズの主力選手の方がはるかに上回っている。

 昨年のW杯で史上初の3勝を挙げた日本は、19年のW杯での目標に4強入りを掲げている。大風呂敷を広げるのも結構だが、選手の底上げが図れなければ、絵に描いた餅に終わる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動