100m優勝ガトリン 4位桐生より5位サニブラウンを高評価
世界のトップが可能性を認めた。
8日、リオ五輪選考対象である陸上のゴールデングランプリ川崎が行われ、男子100メートルは、昨年の世界選手権(北京)銀メダルで9秒74の自己ベストを持つジャスティン・ガトリン(34=米国)が10秒02(向かい風0.4メートル)で優勝。6人が出場した日本勢では山縣亮太(23)の2位(10秒21)が最高。ガトリンとの好レースが期待された桐生祥秀(20)は、スタートが遅れて10秒27で4位、昨年の世界ユース選手権で100、200メートルの2冠を達成したサニブラウン(17)は10秒34で5位だった。
世界記録保持者(9秒58)ウサイン・ボルトのライバルと位置付けられるガトリン。レース後、日本人ランナーについて聞かれると、「ワールドクラスの才能があるのはサニブラウンだ」とこう続けた。
「ユース選手権の走りを見て豊かな才能を感じたが、北京(世界選手権)での200メートル(準決勝)ではセカンドカーブ(第2コーナー)に入っても私の走りに付いてきた。それだけでも才能があると感じた。同じレースを走ってよくわかったよ」