練習中のティー打撃に特徴がある。トスされたボールを打ち返すだけでなく、変化球に対応するためにワンバウンドのボールを打ったり、ティースタンドを使ってバットの軌道を確認したり、つちのこのような形をした特殊バットで素振りをすることも。
昨年のキャンプには一人でティー打撃を行えるマシンを持ち込むなど、アイデアは豊富。その点では、阪神時代の6年間で通算・310を打ったマートン(カブス)に重なる。マートンは自分専用のティースタンドを愛用するなど、工夫を凝らしていた。
首位を走る中日が好調を維持できるのは、この「いぶし銀」の働きがあってこそだ。