ハム中田の張り合いは第2子誕生と5000万円超スーパーカー
「それが、大失速ですからね。完全にスタミナ切れ。ボールをうまく捉えて、行ったーーっ! と思った打球がフェンス前で失速する。体重が軽くなった分、打球のもうひと伸びがなくなったと感じたんです」
7月以降9本塁打と下降線をたどった原因を減量にありと見たのは、昨季終了後に侍ジャパンの主砲として臨んだプレミア12で大活躍したことも無関係ではありません。打率.429、3本塁打で打点は大会最多の15打点。ベスト9に選出される大暴れでしたが、大会中の体重は107キロだったそうです。
「今年の目標ですか? あえて言えば(2年ぶりの)打点王。チームの勝利に直結するものですからね」
そう答えた中田のスマートフォンの裏には今、「精神一到」という4文字がマジックで記してあります。書いたのはボクです。打者として誰もが羨む才能を持っている彼に課題があるとすれば、メンタル面にムラがあること。常々、感じていたそんな思いを伝えると、「自分に言い聞かせますから、そういうことをこれに書いてください」とスマートフォンとマジックを渡されたのです。精神を一点に集中して事に当たれば、どんなことでも成し遂げられる――。
打点王どころか、三冠王だって可能だとボクは思っています。