“違法賭博”桃田賢斗の早期復帰を狙う両バド連盟の思惑

公開日: 更新日:

 桃田の早期復帰を望んでいるのは国際統括団体であるBWFも同じだ。BWFのポールエリク・ホイヤーラーセン会長は5月に「バドミントン界の偉大なスターの一人。再び大会で会える日を待っている。倫理教育を受け、より強い心を持ってコートに戻ってきてほしい」との声明を発表している。

 世界でトップクラスの桃田はBWFにとってドル箱。欧州や東南アジアなどバドミントンが盛んな地域では、地元ファンの集客が見込める数少ない選手だ。観客動員が落ち込めば、スポンサー離れ、大会放映権料の下落を招きかねず、BWFにはビジネス面で痛手だ。

 桃田は復帰した場合、国内ランキングは下位からの再出発となる。国際大会に出場するには同10位以内が目安とされるが、桃田の実力は抜きんでているため、上位浮上は難しくない。違法賭博で世間を騒がせた桃田は、さまざまな思惑があって早ければ来年にも国際大会に出場している可能性があるというからオドロキだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動