リオ断念のサニブラウン 2020年東京五輪へのダメージは
懸念がある半面、高野氏は「それでもサニブラウンなら大丈夫かもしれない」と、こう続ける。
「初出場だった昨年の世界陸上では、高校2年生という年齢にもかかわらず、堂々とした走りで準決勝まで進出している。それだけメンタルが強靱な選手です。サニブラウンを指導する城西高校の山村監督は、『リオはタナボタで行ければいい』と話していた。『サニブラウンはまだ高校生です。目先の大会にとらわれず、将来的に大きく育てばいい』というのが山村監督の指導方針です。少なくとも、リオ五輪欠場でも焦りはないでしょう」
経験値のなさを度胸でカバーできるといいのだが……。