藤浪を“公開処刑” 阪神・金本監督の「裸の将軍化」進行中

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 そんな状況で心労が絶えないのか、あるコーチは体調不良に陥っているという。

■エースへの「公開処刑」に異論も

 阪神の若手がいつまで経っても守備やバントがうまくならないのは、首脳陣にも責任がある。速い球を投げろとか、打球を遠くへ飛ばせと言っているのではない。ヘタならうまくなるように教え込めばいいのに、それができない。コーチが遠慮しているのだとすれば彼らをヤリ玉に挙げてしかるべきだが、責任はすべて選手に押しつけているのだ。

 しかも、口をつくのは選手をこき下ろすような発言ばかり。金本監督は10日の試合で敗れた後、「打破するのは監督、コーチではなく、選手一人一人しかない」と言った。

 金本監督が言うとおり、グラウンドでプレーするのは選手。現状を打破するのは選手であって、監督やコーチではない。しかし、ミーティングで言うならまだしも、試合後の会見でそれを言っちゃあオシマイではないか。公然と「ウチの選手はレベルが低い」と言っているようなもの。自分たちは悪くないと選手に責任を押しつけていると受け取られても仕方がない。さらし者にされる選手はたまったものではない。

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