投手か遊撃手か 阪神「ドラフト戦略」鳥谷不振で定まらず

公開日: 更新日:

 球団もさぞかし困っていることだろう。

 29日の中日戦は先発の藤浪が初回にいきなり3失点。打線も中日投手陣の前に沈黙し、1-3で敗れた。

 チームのこの低迷が、球団のドラフト戦略にも影を落としていると、阪神OBがこう語る。

「阪神は先発、リリーフともに手薄のため、当初は今秋ドラフトで投手を上位指名したいと考えていた。田中正義(創価大)に加え、関西担当のスカウトが寺島成輝(履正社高)を高く評価している。しかし、不動のレギュラーだった鳥谷の不振によるスタメン落ちが続き、『ポスト鳥谷』として京田(日大)、吉川(中京学院大)という即戦力の遊撃手をリストアップせざるを得なくなった。投手にすべきか遊撃にすべきか方向性が定まらないのが現状だ」

 しかも、阪神の将来を背負って立つべき投手である藤浪はこの日も勝てず、これで今季は4勝7敗となった。ますます、どっちつかずの状態になりかねない。

 そんな阪神のドラフト戦略において、キーマンになっているのが高卒4年目の北條だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…