東京五輪で野球復活決定 早くも浮上する代表監督の名前
「24年大会を招致するための手続きを終えたのがローマ、パリ、ブダペスト、ロサンゼルスの4都市です。24年は前回五輪(1924年)から100周年となることから、来年9月のIOC総会ではパリに決まるのが濃厚と聞いているし、実際にフランスは早くから、招致のためのロビー活動を始めている。野球のフランス代表はWBC予選にも出ているが、欧州での野球人気はまだまだ低い。開催決定国は追加種目を提案できるが、仮に24年五輪がロスに決まっても、米国は五輪の野球には興味なし。野球復活は東京五輪だけの話です」
そんな「うたかたのユメ」に終わりそうな野球だが、日本球界では早くも代表監督の人選を巡ってさまざまな情報が飛び交っている。現時点で、有力候補のひとりとして挙がっているのが、中畑清DeNA前監督(62)だ。
「悲願の競技復活を果たした野球は、目玉種目として東京五輪を牽引する役目も担う。来年3月に控えた第4回WBCで侍ジャパンを率いる小久保(裕紀監督=44)では荷が重いという声が多く、情報発信力ならこの人の右に出るものはいない、と中畑さんを推す関係者が少なくないのです。監督としての手腕に疑問符はつくものの、DeNAでの4年間で経験を積んだし、20年の本番で代表の4番に座るであろうDeNAの筒香(嘉智=24)と師弟関係にあるのもプラス。04年のアテネ五輪でヘッドコーチを務め、本大会前に脳梗塞に倒れた長嶋監督に代わって“代行”として指揮を執ったことも強みです」(球界関係者)