親子2代で師事した栄勝氏は14年にくも膜下出血で他界。亡き恩師から伝授された必殺技は、159センチと小柄な土性が大柄な選手に負けない、低い姿勢からのタックルだったという。栄勝氏を「レスリングのお父さん」と慕う土性。吉田イズムは着実に継承されている。
▽土性の話「うれしくて涙が少し出ました。金メダルを取ったら絶対に(栄和人)監督を肩車しようと思っていたので、できて良かった。いつも、もっと重い選手を(練習で)肩車しているので全然重くなかったです」
▽レスリング女子69キロ級決勝
土性沙羅 2―2 内容勝ち ボロベワ(ロシア)