黒星に負傷まで…SB守護神サファテ“呪われた同点登板”

公開日: 更新日:

 嫌な予感がしたファンも多かったことだろう。

 23日の楽天戦で、1点ビハインドの八回1死三塁から、福田のキャッチャーゴロの間に三塁から牧原が生還し同点に追いついたソフトバンク。九回のマウンドは守護神サファテに託された。だが、サファテの今季5敗はすべて同点登板でのもの。案の定、今江、岡島に連打をくらい、続く松井稼、藤田は打ち取るも、嶋に右前打を許し2死満塁のピンチを招いた。

 しかし、ここで島内がサファテの前にボテボテのゴロを打ったから、誰もが3アウトと思った次の瞬間だった。

 捕球するためマウンドから下りたサファテが、傾斜で右足を滑らせ前のめりに転んだ。島内の打球は当たり損ねの二塁内野安打となり、三塁走者の今江がホームイン。楽天に凡打で勝ち越しを許したのだ。

 転んだサファテは右足を痛めて歩行ができず、腕を支えられてベンチに下がった。九回裏は楽天の松井裕が無失点に抑えてゲームセット。同点に弱いサファテは6敗目を喫した。

 サファテは、7月8日の楽天戦でもセーブがつかない同点の九回にマウンドに上がり、勝ち越し点を献上。試合後は「同点では、いい投手ではないのかもしれない。(投げるのは)やめた方がいいのかもしれない」と言って肩を落としていた。この日は黒星の他に、故障までした守護神。工藤監督の起用法にも疑問符がつくというものだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭