マー君と投げ合い9敗目 岩隈「最多勝&PS進出」への課題
最多勝争いに名を連ねるマリナーズ・岩隈久志(35)が、元同僚対決に屈した。
24日(日本時間25日)のヤンキース戦は、楽天時代の後輩である田中との投げ合い。6回を1本塁打含む6安打3失点。まずまずの投球も、味方打線が田中に封じ込まれて9敗目(14勝)を喫した。4月17日以来となる2度目の直接対決も結果を残せなかった。
この日の岩隈は制球に苦しみ、一回、3番サンチェスに甘く入った直球を左中間スタンドに叩き込まれるなど精彩を欠いた。8月に入って3連勝と好調だった岩隈もこれで2連敗である。
ベテラン右腕はリーグトップのブルージェイズ・ハップ、レッドソックス・ポーセロ(ともに17勝)の2人とは3勝差で最多勝を狙える位置に付けている。チームはア・リーグ西地区首位のレンジャーズと5・5ゲーム差の2位。地区優勝、ポストシーズン進出がかかる。
岩隈はサイ・ヤング賞右腕のヘルナンデスが不調にあえぐ中、エース格だ。最多勝を獲得し、チームをポストシーズンに導くには馬車馬のような働きを求められるものの不安が尽きない。