阪神調査報道で争奪戦も オリFA糸井は“満身創痍”の超人
「右ヒジの靱帯や右足首の腱など他にも故障が相次ぎました。特にヒザのケガの回復が遅く、本人が『オレももう年だな』と言っていた。前年の14年にはスイングの際に右脇腹を痛め、患部をテーピングでぐるぐる巻きにして、だましだましプレーしていました。その脇腹も実は再発で2度目の故障。超人と言われながら実際は満身創痍の状態です。今季は復活をアピールしていますが、古傷のヒザと脇腹は常に再発の危険性がつきまといます」(オリックス関係者)
13年に糸井を2対3のトレードでオリックスに放出した日本ハムの関係者は当時、こんなことを言っていた。
「4度のゴールデングラブ賞を獲得した外野守備に問題というか、不満が出ていた。超人的な好守を見せる一方で、平凡な打球の判断を誤って長打にしたり、打球を追わなかったり。ファインプレーでピンチを摘み取ってくれるよりも、緩慢な守備で打ち取った当たりを安打にされたり、長打にされる方が投手はダメージが大きい。そういうプレーが散見されるようになって、投手陣から不満が出ていた。要するに、精神的にムラっけがあって、気分次第でプレーの質に差が出る。遅刻魔でチームの輪を乱す振る舞いも多々あった」