今季フル稼働のマー君も油断禁物 ヤ軍若手投手が次々活躍
ヤンキースに新鋭が続出している。
7日(日本時間8日)のブルージェイズ戦は今季初先発の右腕ブライアン・ミッチェル(25)が5回4安打無失点でメジャー初勝利。前日にはメキシコ出身のルーキー右腕ルイス・セッサ(24)が六回途中まで6安打2失点。白星は付かなかったが、これで先発としては4戦負けなしだ。若手右腕による連日の好投もあってチームはア・リーグ東地区4位ながら、首位レッドソックスに4.5ゲーム差と迫った(7日終了時)。
ミッチェルは09年のドラフト16巡目指名。14年にメジャーデビューを果たし、飛躍が期待されながら膝や足首など度重なる故障にも悩まされ、メジャーに定着できなかった。今季は3Aで2試合(計9イニング)に先発して防御率1・00。膝の故障が完治したため、9月4日に昇格した。
一方のセッサは06年にメッツに入団し、タイガースを経て15年に複数トレードでヤンキースに移籍した。今春のキャンプは招待選手として参加。開幕ロースターを勝ち取り、デビュー戦となった4月8日のタイガース戦で2回無失点と好投しながら、若手左腕と入れ替わりで3Aに降格した。今季は3Aで14試合に先発し6勝3敗、防御率3・03。150キロ台半ばの直球に加え、マイナーではスライダーとカーブの精度を上げて投球の幅を広げたという。