マ軍エース事故死の波紋 イチロー“トレード要員”に現実味
補強費用に限りがあるため、複数の選手を駒にした大型トレードを敢行することが濃厚で、その中の一人にイチローも含まれる可能性があるという。スポーツライターの友成那智氏がこう言った。
「トレード要員の軸になるのは言うまでもなく主砲のスタントン(26)です。14年に北米プロスポーツ史上最高額の13年総額3億2500万ドル(当時のレートで約373億7500万円)で契約延長しましたが、昨季は左手骨折、今季は右でん部を痛めて2年続けて故障で離脱した。今季は成績も振るわず(打率2割4分1厘、27本塁打、74打点)、いまや不良債権と化しています。マーリンズとしては残りの年俸の3割程度を負担してでも放出したいでしょう。エース級を狙うとすれば、スタントンに加えて複数の選手が絡むトレードになると考えられ、その交換要員にイチローが含まれるのは考えられることです」
友成氏によれば「メジャーでは主力選手の突然の引退など想定外の事態が生じた時に、チーム方針をガラリと変更するケースはザラです。球団ビジネスの目玉、若手の教育係としても期待されたイチローの立場が激変してもおかしくはない」そうだ。