今季は7勝…阪神藤浪の停滞に追い打ちかける師匠の引退

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 苦しんだ一年だった。30日の巨人戦に先発し、6回無失点で今季最終登板を終えた阪神の藤浪(22)である。

 新人年から3年連続2ケタ勝利を挙げた右腕が今季は7勝(11敗)にとどまった。首脳陣がシーズン中に投球フォームにメスを入れるなど試行錯誤したが、良かったり悪かったりの不安定な状態は変わらなかった。

 今季のような状況が続けばこの先、「頭打ちになりかねない」という懸念の声が広がる中、2人のベテランの引退が藤浪の停滞に追い打ちをかけるかもしれない。

 投手の福原(39)、捕手の鶴岡(39)である。藤浪は2人の引退が決まった後、「福原さんも鶴岡さんも、すごくお世話になった方。アドバイスもたくさんしていただき、寂しい気持ちです」と肩を落とした。とりわけ福原は藤浪の「師匠」というべき存在だった。

「福原は藤浪のストレートの握りや腕の振りなどの技術面に加え、ピンチでのマウンドでの気持ちの持ち方などメンタル面もアドバイスした。しかも福原はその内容が極力、マスコミに漏れないよう気遣いもしていたそうだ。釣りにも連れて行くなどプライベートの面倒も見た。今季の藤浪の不振は福原が一軍にいなかったことが大きい。来年の二軍コーチ就任も不透明というし、藤浪にとって損失でしょう」(阪神OB)

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