鶴岡は、藤浪が「鶴岡さんのリードに引っ張ってもらった」と話したように、よき「女房役」だった。2人がコンビを組んだ際の成績は33試合で19勝6敗だった。
「昨年、鶴岡は藤浪に『ミットを貫くくらいの気持ちで投げろ』とアドバイスし、藤浪はストレートの感覚を掴んだそうです。それに、鶴岡は藤浪をちゃんと叱れる。藤浪はフォームに試行錯誤する中、『鶴岡さんのアドバイスで元に戻した』とマスコミにも公言したほど。藤浪は大阪桐蔭高時代、1年後輩の森友哉(現西武)とタメ口でお互い意見をし合ったくらいですから、うるさいくらい厳しく言える捕手がいた方がいいのです」(前出のOB)
阪神はこの損失を補填できるのか。