プロ転向の畑岡奈紗 米挑戦「心意気やよし」とファン期待
畑岡は中嶋常幸(61)が主宰する、ヒルズゴルフ・トミーアカデミーの1期生。
中嶋は「技術的な不安はあまり持っていない。米ツアーで勝つことを考えたら、向こうで経験を積んだ方がいい」と後押しした。
「その心意気やよしです」と、ゴルフ通の画家の山野辺進氏がこう続ける。
「普通に考えれば日本女子オープンを制しただけで満足してしまうところですが、17歳という若さでさらに高い目標を掲げて米ツアーにチャレンジするのだから、大したものです。このところ松山英樹以外、海外で活躍する日本人選手は出てこなかった。藍ちゃんも結局、メジャーは勝っていません。昨年、日本ツアー初参戦で国内メジャー初優勝を飾ったチョン・インジはその後、全米女子オープン初出場でメジャー初優勝を飾ると、今年のエビアンでメジャー2勝目と大化けした。畑岡はその時のチョンより3歳も若く、樋口久子以来40年ぶりのメジャー優勝の可能性を秘めており、応援する方も熱が入る。海外のトッププロと対等に渡り合っている姿を想像するだけで楽しみです」
レベルの低い日本でせせこましくやっているより、よっぽど夢がある。日本ツアーのシード権に固執することなく、ぜひとも米ツアーQTを突破して、海外で大暴れしてもらいたいものだ。