準決で怪物超え23号 1年4番・野村は早実の“精神安定剤”

公開日: 更新日:

■監督も心のよりどころに

 172センチ、80キロ。上背はないものの、パンチ力、勝負強さ、強心臓が武器のスラッガーだ。

 中学時代は大阪福島リトルシニアに所属。U-15日本代表にも選出された。京都の名門・同志社中出身。早実野球部OBがこう言う。

「自宅は兵庫。京都の同志社中まで勉強しながら2時間かけて電車通学していた。親が教育熱心のようです。中学受験して大学までエスカレーターなのに、野球のために東京の早実に入り直している。清宮の本数を抜いているのだから、将来的にプロ入りを視野に入れているにせよ、早大進学はマスト条件でしょうね。来年は清宮の進路が注目を集めるでしょうけど、仮に『即プロ』と表明しても、『野村は早大に入れます』と大学側に説明できるから、清宮を抱えて何かと心労が多い和泉監督にとっても野村は、心のよりどころでもあるんです」

 大した1年坊である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  3. 3

    「おむすび」は朝ドラ歴代ワースト視聴率濃厚…NHKは橋本環奈で何を見誤ったのか?

  4. 4

    “レジェンドアナ”近藤サトが明かしたフジテレビアナウンス室の実態

  5. 5

    「相棒」芹沢刑事役の山中崇史さんが振り返る俳優人生…地下鉄サリン事件「忘れられない」

  1. 6

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  2. 7

    テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

  3. 8

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 9

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  5. 10

    兵庫県パワハラ知事は第三者委の「違法」指摘にも居直り反省ゼロ…維新・吉村代表に問われる「製造責任」