プロ志望表明の東大宮台 希望球団は「巨人以外」の怪情報
来秋のドラフト候補、東大・宮台康平(3年)が23日、初めてプロ志望を明かした。都内での練習納めの後、報道陣に対応。「1年後に挑戦したい気持ちはある」と話した。
今春は6試合に登板。2勝4敗、防御率2.05で、大学日本代表に選出された。7月の日米大学野球選手権に出場し、自己最速の150キロをマーク。だが、今秋は左肩を痛め、わずか1試合の登板に終わった。各球団が上位候補に挙げる中、先々のことまで熟考しているという本人が、できれば避けたい球団があるという。アマチュア球界関係者が明かす。
「東大法学部の秀才ですからね。選手層や育成などについて真剣に考えていますよ。どこの球団なら先発ローテーションに食い込める確率が高いか低いか。どれほど育成に力を入れているか否か。与えられるチャンスは多いか少ないか。上位候補ともなると普通は自信家が多い。ただ、宮台は自身の実力を客観的に俯瞰(ふかん)できる。だから巨人のようなチームは難しいと感じている。毎年のように補強、補強で選手層が厚い。我慢強く育成してくれる球団でもない。巨人は平均年俸は高くても、試合に投げられるチームの方が、結果として生涯賃金が高いとの皮算用もあるようです」
話題性だけではない実力派。そこに頭脳も加わる。巨人うんぬんは別として、指名する球団は心したほうが良さそうだ。