他球団スコアラー指摘 巨人陽は下半身より“肩の状態”心配

公開日: 更新日:

■返球に異変

「首脳陣の心配は下半身より肩の方じゃないですかね。いや、過去4度のゴールデン・グラブ賞を獲得している守備は、さすがに見栄えはいい。打球に対する反応、守備範囲の広さ、落下地点に最短距離で入るスピードはさすがとうならせるものがある。ただ、シートノックを見ていると、うまくごまかしているとはいえ、いまだ強い返球をしていない。調整段階なのか、あるいは、やはり古傷の肩の状態が芳しくないのか。そこが、気になるところです」

 13年に右肩を痛めた陽は、14年に古傷が悪化。その影響で強い送球ができなくなったといわれる。日ハムがFA権を取得した陽の流出を積極的に阻止しなかったのも、それが一因だともっぱらである。

 5年総額15億円の大枚をはたいて獲得した陽は、巨人V奪回の最大のキーマン。特に昨季は固定できなかった中堅のレギュラーとして、センターライン強化の最重要課題を担う。この日の練習早退と肩の問題が、単なる“手抜き”であれば安心だが……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…