右肩痛の巨人山口俊 開幕絶望どころか“松坂の二の舞”不安
巨人の山口俊(29)が2日、三軍キャンプを打ち上げた。
今季、DeNAからFA入団したものの、昨年終盤から悩まされている右肩痛が今も続き、2日付の日刊スポーツには「開幕合わせない」と報じられた。要するに「開幕絶望」である。
大事を取ってキャンプは二軍スタートが決まっていたが、キャンプイン直前に急きょ三軍に変更された。これはリハビリに重きを置くことを意味し、この時点で高橋監督ら首脳陣は、開幕ローテーションにはこだわらず、無理をさせない方針を固めたという。
さらにキャンプ中の先月11日にインフルエンザに感染したことが発覚。16日に練習を再開するまで自宅静養を余儀なくされ、さらに調整が遅れた。まさに泣き面に蜂のキャンプとなっていた。
■山口の肩の状態「松坂とよく似ている」
全く投げられないわけではないから、もどかしい。キャンプ中にはブルペンに5度入り、捕手を座らせて投げてはいる。が、予定していた実戦形式の登板はできずじまい。当初の想定より遅れていることは山口俊も自覚している。本人によれば、良くなったり悪くなったり。一進一退の状況が、15年8月に右肩を手術したソフトバンクの松坂と似ているとの声がある。松坂と近しい球界関係者がこう言うのだ。