やっと実戦の糸井が恐れる肉体の衰えと虎ファンの罵声
右膝関節炎の影響でキャンプから別メニューだった阪神の糸井(35)が、15日のオリックスとのオープン戦に「3番・DH」で初登場。初打席で中前打を放つと、第2打席は空振り三振でベンチに下がった。
「やっとここまで回復した。徐々に守りに就けるようにやっていく」
出遅れたベテランはこう言ったが、一部には「キャンプから見ているけど、糸井はもっと早く実戦に出られたのでは?」という声がある。
糸井はオリックスでFA宣言し、三顧の礼で阪神に迎えられた。キャンプから必死にアピールする立場ではないが、かつて糸井が在籍した日本ハムのOBはこう言う。
「巨人に移籍した陽は痛いの痒いの言って欠場するが、糸井は骨が折れていても試合に出るタイプだった。阪神ではキャンプの時から右膝に関してかなり神経質になっている。もう35歳ですから体を大事にするようになったのかもしれないですね」
糸井は残留を求めるオリックスではなく、同じ関西球団の阪神を選んだ。今さらだが、ある球界OBはその理由を説明する。