今度はラオニッチが欠場 トップ選手の相次ぐ故障は偶然か
世界5位も姿を消した。
第2シードの錦織圭(27=世界ランク4位)が、4回戦進出を決めたテニスのマイアミ・オープン(米フロリダ州マイアミ)で、第3シードのミロシュ・ラオニッチ(26=同5位)が、ハムストリングの故障で3回戦を棄権することになった。2月のデルレイビーチ・オープン準決勝で痛めた箇所が悪化したようだが、今大会は世界ランク1位のマリー(29)と同2位のジョコビッチ(29)も右肘の故障を理由に欠場している。
それにしても、まだ3月だというのにトッププレーヤーが次々に故障するのは何か理由があるのか。単なる偶然なのか。テニスジャーナリストの塚越亘氏がこう言う。
「ラオニッチはこれまでも、太もも、右足、右腕など比較的故障が多い選手です。マリーはテニスに関心の高い英国出身で、昨年は3年ぶりに全英で優勝。リオ・オリンピックでは五輪連覇を果たし、悲願の世界ランク1位にもなった。その殊勲を認められ、エリザベス女王からナイトの称号を授けられた。オフも忙しく、トレーニング不足で今シーズンに入ってしまったのではないか」