投壊危機の巨人 育成契約・高木京に噂される早期一軍復帰
「確かに球は速い。速いですけど、怖さは感じなかった。事前に聞いていたほど球は荒れないし、変化球を投げる際に明らかに腕の振りが鈍る。これ、致命的ですよ。球種がバレバレ。しかも、クイックも下手。塁に出したら、走られ放題じゃないですか。僅差の試合では使いにくいタイプの投手ですよ」
勝ち試合のリリーフなど、とてもじゃないが務まらないんじゃないか、というのだ。
山口鉄(33)とFA加入した森福(30)の左腕中継ぎコンビもオープン戦ではともに6試合に投げて、防御率はそれぞれ6.00、5.40。ここ数年、登板過多による疲労と衰えが囁かれている2人に大きな期待はできない。オープン戦を防御率3・60で終えたマシソン(33)もかつての絶対的な投球に陰りが見え始めているとあっては、現時点では慎重な高橋監督も「猫の手」ならぬ、「高木京の左腕」も借りたくなるのは時間の問題かもしれない。