ヤンキース田中は最悪の船出 3度目開幕投手で背信7失点
日本人エース右腕が、またチームの期待を裏切った。
ヤンキース・田中将大(28)が2日(日本時間3日未明)、レイズとの開幕戦に登板。2回3分の2を8安打7失点でKOされ、今季は黒星スタートとなった。これで田中は3年連続開幕投手を務めながら、いまだ勝ち星なし。開幕戦でのチームの連敗は6に伸びた。
この日の田中は過去8戦で6勝0敗と相性のいいレイズ打線を相手に、序盤から乱調だった。一回、3番ロンゴリアの犠飛で先制を許すなど、いきなり3点を失う苦しい立ち上がり。味方打線が2点を返した直後の二回も踏ん張れない。2死から四球を出すと、ロンゴリアに甘く入った変化球を左翼席に運ばれる2ラン。三回にも一発を浴び、味方の失策も絡んで2点を追加されたところで、ベンチからジラルディ監督が飛び出し、交代を告げられた。3度目の開幕マウンドは自責点7と自己ワーストを更新である。
試合後の田中は「スプリットを狙われたかもしれないが、制球やキレもなく、他に選択肢がなかった。情けない」と振り返った。