ヘトヘトでも初勝利 G菅野“開幕回避”がプラスになるワケ

公開日: 更新日:

 実際、昨年の菅野の得点援護率は、1試合平均2.88。これは規定投球回に達したセ・リーグの投手でワーストで、15年の3.11もその年のワースト2位だった。

 この日、菅野はDeNA打線を相手に7回1失点。6安打を浴び、六回まで毎回走者を出す内容だった。相手の今永も好投し、1-1の同点のままマウンドを降りたものの、直後に味方が勝ち越し、今季初勝利が転がり込んできた。

「今永君も気持ちが入っていた。彼が降りるまでは、自分もマウンドを守らなければと思って投げた。なんとか粘れてよかったです」

 とは、試合後の菅野。昨年までなら、「よく投げたけど」と勝ち負けつかずの試合になったかもしれないが、この日は八回に打線が爆発した。1死二塁から立岡、坂本が連続適時打。最後は4番の阿部が開幕から4試合で3本目となるダメ押しの一発を右翼ポール際に運び、ベンチに下がったエースを援護した。

 20勝はともかく、確かに菅野の勝ち星は伸びそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった