ボストン3位 鮮烈デビューの大迫は男子マラソンを救うか

公開日: 更新日:

 かつての箱根駅伝のスターが鮮烈デビューである。

 世界最高峰シリーズ「ワールド・マラソン・メジャーズ」の第121回ボストン・マラソン(米国・マサチューセッツ州)は17日(日本時間18日未明)に行われ、男子は初マラソンの大迫傑(25)が2時間10分28秒で3位に。同大会の日本男子では、1987年大会を制した瀬古利彦(現日本陸連マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)以来、30年ぶりの表彰台に立った。

 マラソンデビュー戦だった大迫は、優勝したキルイらアフリカの有力ランナーを相手に引けを取らない走りを披露した。序盤から、アフリカ勢を中心とする先頭集団に食らいついた。30キロすぎに後れを取りながらも、34キロ手前で先頭争いから脱落した選手をかわして3番手に浮上。終盤はペースを上げて、3位でゴールした。

東京五輪の有力候補に浮上

 佐久長聖高(長野)から早大に進学。箱根駅伝では1区で2年連続区間賞を受賞するなど、エースとして早大を牽引した。大学卒業後、一度は実業団の日清食品グループに進んだが、15年3月に退社。現在はマラソンランナーとしてのレベルアップを図るため、スポーツ用品メーカーのナイキが運営する「ナイキ・オレゴン・プロジェクト」に所属し、プロランナーとして世界のトップ選手に交じって実力を磨いている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  5. 5

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  1. 6

    大阪万博会場は緊急避難時にパニック必至! 致命的デザイン欠陥で露呈した危機管理の脆弱さ

  2. 7

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  3. 8

    レベル、人気の低下著しい国内男子ツアーの情けなさ…注目の前澤杯で女子プロの引き立て役に

  4. 9

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  5. 10

    芳根京子も2クール連続主演だが…「波うららかに、めおと日和」高橋努も“岡部ママ”でビッグウエーブ到来!