同じコーチにも師事 村上佳菜子が追いかけた“真央の背中”
女子フィギュアスケートの村上佳菜子(22)が23日、世界国別対抗戦(東京)のエキシビションにゲスト出演し、現役引退を発表した。
村上は2010年世界ジュニア選手権で金メダルを獲得し、同年シニアに転向すると、GPシリーズ2戦目のスケート米国で初優勝。GPファイナルでも銅メダルを獲得。「浅田真央の次は村上の時代」といわれていたが、世界選手権は5度出場し4位が最高。初出場のソチ五輪も12位に終わった。
4歳上の真央と同じく、中京大中京高から中京大学へ進み、かつて真央も師事していた山田満知子コーチの指導を受けてきた。明るい性格で誰からも愛されたが、上がり性で不器用なところが成長を阻んでいたとの声もあった。
この日は自身の公式サイトで「ソチオリンピックが終わってからの3年間、思うような結果を出せず、とても苦しい毎日でした」と心情を吐露。憧れの真央をずっと追い続けてきた村上は、真央の引退でモチベーションを失ってしまったのか。