水面下で有望選手と接触 メジャースカウト日本視察の実態

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 かと思えば、ア・リーグ東地区のある強豪球団は、菊池が慕う球界OBを間に入れての接触を試みている。

 西武が菊池のメジャー挑戦を許可する条件は今季から2年連続の2ケタ勝利。大リーグ挑戦は早くて来オフなのに、水面下では早くも争奪戦を繰り広げているのだ。

「大谷に関してもかなりのウワサが飛び交ってますよ」と、ナ・リーグ東地区球団のスカウトが声を潜めてこう言った。

「今年の年明けに大リーグ機構が、全30球団に対してアリゾナキャンプでの大谷への接触を禁止した。昨年のドジャースのタンパリング疑惑が直接のきっかけですが、大谷に関してはそれ以前から疑惑が囁かれていた。昨年、日本ハムがアリゾナでキャンプをやっている最中に、ある球団の幹部が大谷と食事をしたというのです。大谷とは以前から面識がある人ですけど、話もせずに食事をするはずがありませんからね。それに大谷だけがターゲットになっているわけじゃない。メジャー球団の関係者とすでに接触したと言われている日本人野手もいます」

 中でも米国から高い飛行機代や旅費をかけて来日する関係者が、1週間近く日本にいてお目当ての選手を指をくわえて見ているだけなんてあり得ない。水面下で動き、それなりのお土産を持って帰るに決まっている――。

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