日ハム近藤「4割打者」への条件は? 恩師が語る技術と心

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 何が何でもプロ野球選手になりたいという意志の強さが、類いまれなバットコントロールを育んだ。「とにかく気持ちの強い選手です」と山田氏もこう言った。

「調子の悪いとき、打球がたまたま野手の正面をついてヒットが出ないときは、グチのひとつも言いたくなるもの。故障を抱えているときであればなおさらです。それが分かっているからこそ、あえて『調子はどうだ?』などと声を掛けるのですが、近藤は決して言い訳をしません。体に不安な箇所があっても、痛いなどと言ったためしがないのです」

■テッド・ウィリアムズを上回る四球ペース

 では、近藤が4割打者となる条件は何か。

 以前、本紙で記録に関するコラムを連載、著書「4割は打てる!」(新潮新書)を執筆した小野俊哉氏(スポーツアナリスト)は本紙にこう話していた。

「過去の記録を調べてみると、打率4割を実現するための条件がある。打数を減らすために四球をたくさん選ぶ。四球を増やすのは打率の計算形式(安打÷打数)の分母を大きくしないためです」

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