日ハム近藤「4割打者」への条件は? 恩師が語る技術と心

公開日: 更新日:

 何が何でもプロ野球選手になりたいという意志の強さが、類いまれなバットコントロールを育んだ。「とにかく気持ちの強い選手です」と山田氏もこう言った。

「調子の悪いとき、打球がたまたま野手の正面をついてヒットが出ないときは、グチのひとつも言いたくなるもの。故障を抱えているときであればなおさらです。それが分かっているからこそ、あえて『調子はどうだ?』などと声を掛けるのですが、近藤は決して言い訳をしません。体に不安な箇所があっても、痛いなどと言ったためしがないのです」

■テッド・ウィリアムズを上回る四球ペース

 では、近藤が4割打者となる条件は何か。

 以前、本紙で記録に関するコラムを連載、著書「4割は打てる!」(新潮新書)を執筆した小野俊哉氏(スポーツアナリスト)は本紙にこう話していた。

「過去の記録を調べてみると、打率4割を実現するための条件がある。打数を減らすために四球をたくさん選ぶ。四球を増やすのは打率の計算形式(安打÷打数)の分母を大きくしないためです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭